作成: IILL Editorial。料金と契約範囲は実際の協業条件を基準に確認してください。
先に結論を言うと、毎月作業が発生する、または問い合わせ経路に常時の担当者が 必要なら月額保守が合います。サイトが安定し、社内でコンテンツ、ホスティング、 ドメインを管理しているならスポット対応が単純です。 違いはページ数ではなく、 確保する作業量と運用責任です。
Webサイト保守費用はページ数だけでは決まりません。月1回の文言修正と、障害時に デプロイ、フォーム、検索、アクセス解析まで確認する契約では責任が異なります。見積もりを 比べる前に、変更量、技術責任、応答時間、完了の確認方法を同じ単位にします。
このガイドは市場平均の月額を出しません。価格例を示すには、実際の対応記録から 依頼頻度と処理時間を匿名集計する必要があります。
保守を四つの仕事に分ける
| 範囲 | 繰り返す仕事 | 見積もりで確認すること |
|---|---|---|
| コンテンツ運用 | 文言、画像、担当者、価格、記事の更新 | 月間量、1件の大きさ、原稿承認 |
| 技術運用 | 依存関係、セキュリティ、ドメイン、ホスティング、バックアップ | 更新周期、権限、復旧範囲 |
| 障害対応 | サイトエラー、フォーム未着、証明書・DNS問題 | 受付経路、応答基準、除外時間 |
| 検索・分析 | インデックス、404、Core Web Vitals、GA4の成果 | 報告周期、修正の有無、基準指標 |
この四つを「サイト管理」一行にまとめると、依頼者と制作側の期待がずれます。 契約では項目ごとに、含む、除外、別見積もりを示します。
月額契約が合う場合
月額契約は定期的な作業量と運用責任を確保する方法です。
- 担当者、サービス、日程、記事が毎月変わる。
- 複数の担当者から依頼が来て優先順位の調整が必要である。
- フォームや予約が実際の相談・売上につながる。
- ドメイン、デプロイ、アクセス解析、検索を一人の担当者がまとめて見る必要がある。
- 障害後に制作会社を探すより、決まった連絡先が重要である。
月額でも無制限ではありません。月間上限、依頼単位、優先順位、応答基準、復旧目標、 未使用枠の扱い、除外項目を決めます。新しいテンプレート、外部連携、データ構造変更の ように別プロジェクトへ切り替える基準も必要です。
都度見積もりが合う場合
安定したsiteで変更が少なければ、都度作業の方が簡単です。
- 四半期や半年に一度だけ内容が変わる。
- 日常的なCMS更新は社内担当者が行う。
- ホスティングとドメインを社内技術チームが管理する。
- 依頼をまとめて一度に確認・デプロイできる。
ただし障害後に初めて構造を理解する時間も費用です。リポジトリ、ホスティング、 ドメイン、アクセス解析の所有者と復旧連絡先は事前に記録します。
費用を変える五つの質問
1か月に何がどれだけ変わるか
一文、画像一枚、新規ページ、予約処理の変更は同じ1件ではありません。過去3か月の 依頼を並べ、定期、緊急、プロジェクト作業に分けます。
誰が原稿と事実を確認するか
制作側が原稿を書く場合と、承認済みの文言を入力する場合では範囲が異なります。 専門業種では資格、価格、制度、広告表現を承認する担当者も必要です。
応答時間内に何を行うか
「24時間対応」は復旧完了の約束ではありません。二つの時間を分けます。
- 応答:担当者が依頼を確認し、分類と次の行動を伝えるまで
- 復旧:サイト、フォーム、証明書、DNSが再び動くまで
復旧はレジストラ、ホスティング障害や発注者だけが持つ権限に左右されます。目標と 一緒に中断条件、対応時間、第三者承認待ち、別プロジェクトとなる依頼を記載します。
外部サービス、依存関係、AI利用料を誰が管理するか
ドメイン、メール、ホスティング、フォーム送信、予約、決済、地図、プラグインは アカウントと請求周期が異なります。利用料と作業費を分け、終了時の名義移管を決めます。
AIを利用して作ったサイトでは、二つの担当者を追加します。一人は生成コードが 追加した依存関係のセキュリティ情報、互換性更新、保守が止まったパッケージの交換を 担当します。もう一人は公開中に使う従量課金のAI・自動化サービスの請求アカウント、 利用上限、上限到達時の動作を管理します。利用料を月額に含むかも明記してください。
完了を何で確認するか
デプロイ成功だけでは足りません。公開URL、モバイル、フォーム受信、検索設定、GA4 イベントを確認し、変更記録を残します。Google Searchの監視、 WCAG 2.2クイックリファレンス、Core Web Vitalsの うち適用する基準を契約範囲へつなぎます。
見積書に入れる最小項目
- 含まれる変更種類と月間上限
- 通常・緊急依頼の受付経路と応答基準
- 別プロジェクトになる作業
- デプロイ前の確認と公開URLの検証
- バックアップ周期と復元テスト
- ドメイン、ホスティング、有料サービスの費用と名義
- フォーム、GA4、Search Consoleの確認周期
- 報告に含む指標と変更履歴
- 契約終了時のリポジトリ、アカウント、文書の引き継ぎ
次にすること:この3か月に実際に依頼した作業をすべて書き出し、コンテンツ、 技術、障害、検索・分析の四つに分類して数えます。この一枚が月額保守とスポット 対応を同じ基準で比べる入力になります。
契約開始と終了時の所有権はWebサイト引き継ぎ チェックリストで、復旧できるかは バックアップ復元テストで確認できます。 新規制作と比較するならWebサイト制作費用 ガイドを見るか、IILLへの相談 窓口から現在の運用範囲を共有してください。
Webサイト制作、何から決めるべきか迷っていませんか?
現在の状況と必要な成果を伺い、制作範囲と次のステップを先に整理します。